当センターは今年 創立25年を迎えた。この四半世紀の事業活動は「くらしと産業」を冠として講演会・シンポジウム・セミナー・調査研究活動・国内視察・出版事業など多岐に及んだ。取り組んだ主要なテーマは公共料金、内外価格差、消費者行政、資源エネルギー、都市と交通問題、規制緩和、インターネット社会、企業の社会的責任などであった。その実績は以下にみられるとおりであるが、アプローチとしては現代社会が好むと好まざるとにかかわらず「企業社会」であることから企業・産業サイドからの視点を重視してきた。
しかし、政治も経済も産業・企業も所詮、人のため、くらしのために存続するのである。かつて元首相 田中角栄は「政治とはくらしであり、今日より明日、明日よりも明後日というくらしを向上させるために政治がある」と銘言を残している。いうまでもなく、当センターの事業も人のため、くらしのためにその社会的役割があることは改めて確認しておきたい。
創立25年という青年期を迎えた当センターは、2013年度から一般社団法人としてスタートする。これまでの実績を礎に変転する内外情勢下で生起する社会経済問題に官・民(生活者と企業)が合意形成をめざして取り組みたい。
事業実績概要(1989(平成元)年〜2012年)
- エネルギー・環境に関するセミナー…157回開催、参加者:約2,900人
- 都市と交通問題研究会…121回開催、参加者:約1,700人
- CSR交流研究会…29回開催、参加者:約390人
- 施設・工場視察、異業種交流会…開催回数58回開催、参加者:約800人
- 行政から派遣された講師(経済産業省、国土交通省、環境省など)延べ307人
- 海外視察(環境、エネルギー、規制緩和、インターネットビジネス、CSRなどをテーマとして)…23回実施、18カ国・地域を訪問、参加者:約250人
- 出版物発行(定期刊行物「くらしのレポート」320号、「くらしのトレンド」591号、不定期刊行物「公共料金読本」、「環境対策読本」、「エネルギー省エネ読本」、「企業の社会貢献」、「くらしに役立つ情報、データ事典」など)33種、61,300部
2013年度事業
詳細は、タイトルをクリックして別画面で表示されるPDFファイルをご覧下さい。
Ⅰ.くらしと産業に関する講演会・研究会・シンポジウム
- CSR研究交流会の実施
- くらしの視点を重視した研究会・セミナー企画
- エネルギー・環境問題に関するセミナーの開催
【参考:(グラフ「CO2排出のシェアの比較」)】 - 「都市と交通問題研究会」の継続
Ⅱ.くらしと産業に関する交流会、情勢収集活動
- 施設・工場視察、業際間交流会
- 地域社会の活性化、振興に関する協力
Ⅲ. 国際交流の促進
- 海外事情調査実績
- 2013年度企画
Ⅳ.くらしと産業に関する刊行物の発刊
- 定期刊行物の発刊継続
- 不定期刊行物の発刊